フランスの犬泥棒
ライトを連れて外を歩いていると、近くにいるフランス人は大抵
ライトを凝視するか、ニコニコするか、話しかけによって来て触ってくれます。
その時かなりの確率で言われるのが、
「犬泥棒に注意してね」という警告。
最初は冗談だと思ったけれど、ライトが来て一ヶ月、数えきれない人に忠告された上、
自分の友人にも言われたので、冗談ではないみたい。
一般的なのは、家の庭に放し飼いにされている子や、公園で放し飼いの子、
お店の入り口に一人で待たされている子などを連れ去ってしまうものらしいけれど、
連れて歩いている犬のリードを切って盗み去るケースもあるんだそうです。
実際この、事件とは無縁に見える静かな住宅地でも、
高級チワワが誘拐されたと、近所の人に聞きました。
相方にも、ライトが小さいうちは、一人で人気が無い所を歩かないように言われました。
でも私からすると、逆に人が沢山いすぎる街中の方が怖かったりもします。
まだぬいぐるみみたいに小さい上、フランスでは珍しい犬種のため、
あまりに人目を引きすぎるので、街の中心地では話しかけられすぎて、前に進めません。
そんな状態で、おそらく怪しい人の視線も引きつけてしまっているはず。
誘拐される犬は、単純に可愛いとか好みだとか言うのもあるようですが、
市場価値が高そうな犬や珍しい犬を誘拐して、
マイクロチップ(義務で身体に埋め込まれています)を交換して、転売するらしい。。。
もう、モラルのレベルが違いすぎて、言葉が見つからない。。。
ネットで色々調べたら、道で犬種を聞いてくる人には注意した方が良いとありました。
ライトの場合、ほぼ99%犬種を聞かれるけれど、
明らかに善人ぽい人が多い様な気がするのは、日本人な私の平和ぼけかな?
日本ではお馴染みの柴犬も、こちらでは珍しい部類に入ります。
ということで、ここフランスでライトは雑種になりました、笑。
犬種を聞かれても、雑種で貫き通しています。
時々、値段を聞いてくる怪しいおじさんもいたりして、
街中の散歩は結構神経を使います。
なんだか面倒くさいな〜と思うけれど、我が子の安全には代えられません!
小さなライトが大きくなるまで、ライトを守るのは私の役目。
泥棒になんか絶対に渡さないぞー!と誓うのでした。
2コメント
2015.12.30 08:22
2015.12.29 15:06