仔犬の夜鳴き

日本の実家で3代の柴犬と過ごした私も、

仔犬の夜鳴きに悩まされた記憶は殆どありませんでした。


「何日か夜鳴きをすることがあるけれど、無視しなくてはならない」

程度の情報は持っていたけれど、

10日前ライトが到着した初めての夜、

夜鳴きの凄まじさに、目から鱗が出るほど驚いたのを覚えています。


キュンキュンどころか、グォークゥオーと遠吠えする時間も長く、

ご近所への迷惑を考えただけで胃がキューンとなるのを堪えながら、

リビングのゲージにいるライトを残して、

寝室で息を殺して静かになるのを待っていました。


5分、10分、15分、、、


静かになるどころか、キュンキュンは遠吠えへと変化しひどくなる一方。


当初、ライトをなだめに行こうとする私を制していた相方も、

途中で断念。


結局、私がゲージ横にあるソファーで寝ることになりました。


私が横にいれば、遠吠えをすることもなく、

時折キュンキュン鳴いても、

ゲージに手を差し入れたり、

優しく声をかけてあげれば寝てくれていました。


3夜連続でソファーで就寝して、体はカチコチになるし、寝不足で大変でしたが、

4夜目、ライトが寝てから寝室へ移動した所、

その日から毎晩、朝まで静かに一人で寝てくれるようになりました。


躾のサイトには、最初に甘やかすと毎晩鳴くようになるとか、

無視をしないとずっと一緒に寝なくてはいけない子になるとか、

その頃の私にとっては脅しみたいに思えることが沢山書いてあって、

私もそれを守らなければと、必死に無視を試みました。


でも結局我が家の場合、躾けサイトに背いて3日間近くで寝て、

その後一度も問題を起こさず朝まで一人で寝てくれています。


実際ライトの気持ちになったら、昨日まで母親や兄弟と一緒にいて、

いきなり訳の分からない場所に連れてこられて一人にされ、

不安で鳴くのは普通のこと。


躾サイトの情報に縛られすぎてしまうと、

犬も飼い主もつらい場合があるのではないかと思いました。

初日の夜、

「隣のソファーで寝てしまった。これからずっと鳴くようになったらどうしよう」

と不安を抱きながら、3代の柴犬を育てた実家の母に連絡したところ、

「大丈夫よ。ライトも不安だもの、当たり前。少しずつ距離を離していけば良いから。

お父さんも1代目のワンコの時、一緒にコタツで寝てたわよ。」

と言ってもらえて、心底ほっとしました。


その他の夜鳴き対策


我が家では、クレートの中にぬいぐるみを入れたり、

私の匂いがついたパーカーを毛布代わりに入れたり、

寝る前ゲージをブランケットで覆って外のよけいな情報を遮断したりもしました。


ブランケットについては、初日の夜中、

ライトが暗闇の中でリビングの様子を心配そうに見つめていたのを見て、試してみました。

ライトの場合、起きている時はブランケットが嫌なようで、

自分で引っ張って取り除きますが、寝る前はそのまま寝ます。

どこかのサイトで、柴犬のような日本犬はとても頑固なので、

無視があまり通用しないことがあるという書き込みも読みました。


色々と調べてみて思うのは、どんな有名な訓練士の方の方法でも、

全ての犬に100%マッチする方法などないのではないかということです。


特に、プロの方法を個人が実践する場合は、

マニュアル通りに進まないことも多いと思います。


結局、犬種ごとの基本的な性質に加えて、

その子自身の性格(臆病な子、元気な子など)がありますし、

家族構成や、環境によっても、飼い主の出来ることやワンコの態度も変わってきます。


最初の一週間は、躾サイトをネットサーフィンしまくっていた私も、

結局、躾本を参考にするのはよいけれど、

その方法にがんじがらめにならないで、

その飼い主、そのワンコにあった方法を手探りで見つけていけば良いのだと、

やっとそんな風に思えるようになりました。


寝不足や甘え鳴きで疲れた上、躾サイトの情報にも疲れて頭でっかちになっていた頃、

母親に「まず大事なのは愛情だよ。」と言われて、ハッと我に返りました。


今は、ライトと私と相方の三人のペースで、

少しずつ心地よい道を見つけていければと思います。


今回ライトを育て始めて、ネットで情報収集するうちに、

沢山の飼い主さんが悩み、相談したりしているのを知りました。


私が書く方法は、あくまでライトに効果があったケースになりますが、

どなたかの参考になれば幸いです。

Light in Provence

南フランスに住む柴犬ライトの日記

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